ついに…
言ってしまった…
そのせいで冷たい沈黙が俺たちを包む。
「紀紗…?」
「…。」
「混乱させてごめん。
留学行くのに、今さらなんでこんなこと言うんだよって思うの、当然だと思う。
だけど留学前だからこそ…
紀紗がそばにいる今だからこそ、言っておかなきゃならないって思ったんだ。」
「…。」
「俺が今まで、紀紗に言ってきたことになんの嘘も偽りもないよ。
紀紗の曲を側で聴きたい。
紀紗の切なさをなくしたい。
紀紗の笑顔をずっと見ていたい…
こんな気持ちは全て、
紀紗を好きだって気持ちから生まれていたんだ。
でも、紀紗が俺の気持ちを知ったからといって、別に今のこの関係を壊そうとは思わない。
ただ、この気持ちを知ってもらいたかっただけなんだ。
だから、紀紗にはそんなに重く捉えないでいてもらいたい。
でも、なんか寂しくなったり、心細くなったりしたときは、
俺がいるってことを、思い出してくれればいいと思ってる。」
ずるい…言い訳かもしれない。
自分の気持ちだけ伝えて…終わらそうとしている…自分。
言ってしまった…
そのせいで冷たい沈黙が俺たちを包む。
「紀紗…?」
「…。」
「混乱させてごめん。
留学行くのに、今さらなんでこんなこと言うんだよって思うの、当然だと思う。
だけど留学前だからこそ…
紀紗がそばにいる今だからこそ、言っておかなきゃならないって思ったんだ。」
「…。」
「俺が今まで、紀紗に言ってきたことになんの嘘も偽りもないよ。
紀紗の曲を側で聴きたい。
紀紗の切なさをなくしたい。
紀紗の笑顔をずっと見ていたい…
こんな気持ちは全て、
紀紗を好きだって気持ちから生まれていたんだ。
でも、紀紗が俺の気持ちを知ったからといって、別に今のこの関係を壊そうとは思わない。
ただ、この気持ちを知ってもらいたかっただけなんだ。
だから、紀紗にはそんなに重く捉えないでいてもらいたい。
でも、なんか寂しくなったり、心細くなったりしたときは、
俺がいるってことを、思い出してくれればいいと思ってる。」
ずるい…言い訳かもしれない。
自分の気持ちだけ伝えて…終わらそうとしている…自分。