｢あのねーこのクリスマスパーティーはもちろんあたしたちも楽しむけど、メインはあなたの告白!!
紀紗との関係に決着をつけるためにあるんだから!!｣

｢そんなあからさまな…｣

｢あーのーねー!!
悠夜も紀紗も恋愛超初心者!!
ベタすぎる展開でもお互い気付かない!!｣

｢お互い気付かないって俺は分かってるんですけど…｣

｢どーせよく分かってないのよ!!
悠夜は12月24日まで、何をどう伝えるのかだけ真面目に考えて。
いーい？
チャンスは一度。しかも、これを逃してバイバイになる可能性だってあるんだからね。
超ロマンチックな場面を用意しとくから!!｣

｢はぁ…｣


美咲の剣幕に押され、なんか俺は頷くことしかできなかった。
12月24日、クリスマスイブまであと1カ月弱。