走って戻ってきたのは8番練習室。

俺はいつもより強引にドアを開けた。


「紀紗っ!!」

「びっくりしたー…
どうしたの?」

「どうしたって…
お前留学…」

「…どうして…?知ってるの?」

「本当なんだな…。
留学の話…。」

「…。」




俯く紀紗。




突然すぎた事実。