紀紗を抱きしめたときの感触が抜けない。


紀紗と二人でいると、時々妙にその時の事を思い出す。


そして頭を振る。


それを忘れるために。








なんか変なまま、季節はいつの間にか秋になっていた。
もう9月だ。