私は何も言えなかった。


純に対する嫉妬で、
1番大切なモノを
奪われることが辛い。


藤村先生は
最初分からなかった。
今になって分かるとは、
可愛そうな先生でも
あるかも知れない

「先生がしたことは
許せない。
先生が私たちの事
バラしてもいいですよ。
今度は私が純を助けます。」


「バラさないよ。
俺の中に閉まっておくよ。
これからは
生徒と先生の関係に戻ろう。」


「分かりました。」


「一つ
聞きたい事がある。
君の体の赤い斑点・・・
片山先生見せた?」


「はい。見せました。
俺が消してやると、
言ってくれました。」