「愛菜の手作り弁当、食べてみたいなあ〜。」



先生、言い方がいつもより甘いんですけどっ!



そんな目で、そんな声で言われたら…



頑張って作らなきゃって思っちゃうよ。




「私…あんまり料理とかしないから、美味しくないかもしれないけど…それでもいいですか?」



一応、確認しておかないとね…。



「もちろんOKだよ!早く食べてみたいなあ。」



またしても、甘い声…。



これは、明日から料理の特訓しないと…!



あまりにも不味かったら、先生にも呆れられるかもしれないし…。



今後のためにも、料理ぐらい出来た方がいいよね。




料理のことを考えているうちに、先生はほとんど食べ終わっていた。



「それ、ちょっともらってもいい?」



レモンスカッシュを指差す先生。



「あっ…はい、どうぞ。」


グラスを先生に渡した。



先生、私のストローで飲んでる!



…ということは…






間接キス…になるのかな…!?




先生の口元を見ながらドキドキしていた。