「2年なっても遊んでよ!」
そう言ってみんなは自分のクラスへと、机を運んだ。
改めて新しいクラス表を見る
6組かあ…あんま知り合いいない…
5組はみんないいメンバーなのに…
1人はいやだ。でもその方が楽なのかもしれない。

色々な考えが頭を過ぎった。
しかし、その考えの中に"楽しい"なんてのは無かった。
ただあるものは"最悪"のたった2文字だけだった。
休み時間も誰も誘ってくれないし。寝てればいいや。
何でイキナリこんな引っ込み思案になったんだろう。
所詮じぶんなんてその程度だったのか。
「はあー…」
と、口から出るものはため息だけだった。