「あれれ~?お姉ちゃん泣いてるの?どこか痛いの??」 妹がそう言って私の頭を撫でる。 その時の私は祖母と過ごした日々を頭の中で巡らせ、懐かしさに浸っていた。 それと同時にやっと祖母の死を受け入れる事が出来たのだとも思い心がすっと晴れていった。 違う世界でも幸せでいて欲しいと願いながら涙を流す。 その光景をキッチンから見ていた母は独り言のように呟いた。