「私の心でも覗いてたの?」 泣いてるように散る桜達をフッと嘲笑って、白い煙をそこに向けて出す。 それから近くに置いていたガラスの器で白い煙を消し、夜の街を眺めていた時だった。 ストラップも付けていない真っ黒でシンプルな携帯がメロディーを奏で光出す。