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…フゥと息を漏らし、真っ暗な視界に蛍光灯の光が断りもなく射し込んでくる。



髪の毛も乾かさずに眠っていたようだ。

さっきまで日付が変わる午前0時を指していた時計の針は、かけ足で2時に向かって進んでいた。







私は窓を空けて身体半分を外へと出すような形で窓際に座る。

そこで口にくわえた物に火を点け白い煙をため息のように吐き出した。




家から見える公園の桜が早くに咲きすぎた事を悔やみながらも、花びらを落とす。


それを見つめ言葉を投げる。