「サボるほど悪い子じゃないのー☆」


舌をだして紀ちゃんに嫌味っぽく言う。


「じゃ、あたしはさぁぼろっと!」


紀ちゃんは片手を上げ眠りの体勢になった。


クスッと笑うと紀ちゃんも笑って、


「お前はくだらん、変に悩むなよ?」


と、言ってくれた。


紀ちゃんの背中を見て、私は育っちゃうから!


その時はとにかく嬉しくて、嬉しくて…


紀ちゃんを後ろから抱きしめた。