_月日はあっという間に過ぎ、夏になった。

「明日から夏休みだが、くれぐれも羽目を外さないように。」
担任が決まり文句を言っている途中に、既に皆浮かれていた。
…だって、明日から夏休みなんだもん。

「夏休みさ、真衣が4人で遊ぼうって言ってたぜ!」
隣の席の隆が話しかけてきた。
この前の席替えで、たまたま隣の席になったのだ。
「良いね~。パーっと遊びたいね!」
あたし達は夏休みモードに入っていた。