「リオ…私今まで思ってたんだ…。リオは…何か隠してるんじゃないかって。でも…言いたくなさそうな感じだった。なにか…なにか重いものを背負ってるような気がした。だって…いつもの笑顔だって,引きつってる。どんな時も…いつでもその重いものを背負ってて…一時も忘れた事は無くって…その重いものがある限り…リオの本当の笑顔ってきっと見れないんだろうなって思って……。でもね…私…無理に言ってとは言わない。だからね…リオが言うって言う時まで待つよ。もしかしたら,そんな日は一生来ないかもしれない。でも・・・それでも待つから。ね??」



「真奈…。ごめんね。気付いてたんだね…。なのに…一緒に居てくれたの??」



「居てあげたんじゃない…。私が一緒に居たかったの。リオはきっと…親友だなんて思ってないと思うって…そんなの見え見えだった。でも…私が親友だって思うのは・・・私の勝手でしょ???だから…私はリオの親友!!!胸張っていえるよ。その親友ってコトバに…リオは答えてくれるとは別で…私はリオの親友だから。」



「ありがとうっ…。」






暖かかったんだ。

真奈の存在が…。



真奈の存在が…すごく暖かくて…
図々しいかもしれないけど……心の底から…ありがとうって思えた。



「あっ!!!今の笑顔!!!今の!!!」


「ん??今の笑顔??」


「うん!!今の笑顔!!!すっごく良かった!!!」


「なにそれ~!!アハハハ。」





このとき私は…初めて本当に笑えた。




でも…真奈と一緒に入れる時間がだんだんと少なくなっていっているのが分かった。











神様…お願いだから…
もう少し…もうすこしだけ

もう少しだけ…




生かせてください。