コツンッ、コツンッ、コツンッ





倉庫に俺らの足音が響いた。



その音で、金城達が俺らに気づいた。




「ちょうど良かったわ。今日お前らブッ殺す予定やったからなぁ!」



「お前らは全員半殺しや」




金城と弘貴の声が倉庫に響く。それと同時に一斉に怒声が浴びせられた。



「いつまでもなめてんなよ!!」

「その人数で勝てる思ってんのかぁ!?」




「黙れクソどもコラ!!!」





俺が大声で叫ぶと一人、金髪の奴が俺に近付いてきた。





ゴンッ!!!



俺は間合いに入った金髪に右のハイキックを振り抜いた。




テコンドー五年以上やっとってん。

強烈やろ?



金髪は泡吹いて失神した。



「ごちゃごちゃ言わんとはよかかってこいや!!!!」



この言葉で乱闘が始まった。