四月…



今年もうちの中学に多くの新入生が入ってきた。



入学式が行われてる体育館から少し離れた中庭に、五人の男達が春の生暖かい日差しの下にいた。


俺、弘貴、亮介、柊、神代。




あれから、もともと腕っぷしの強かった弘貴はこの中学の頭と呼ばれる様になってた。




そして俺は野球を続けながらも、この五人で常につるむ様になった。




練習はちゃんと出てたものの、終わってからでも夜中まで遊ぶ事がほとんどやった。





おかげで、俺も教師達から要注意人物になってた。