その男達と二人の間には一触即発の空気が流れてた。


「神代!柊!!」



弘貴と亮介は二人の名前を呼ぶと、ゆっくり近寄っていく。




近寄ってみるとそいつらはうちと敵対してる中学の奴らやった。



「あー。これはこれは亮介クーン!

……んー!?今日は弘貴までいるんやね?相棒はどぉしたん?喧嘩でもしたんかなぁ?」





この嫌味ったらしいムカつく男は相手の頭の金城。



いつ見てもムカつく。




こいつは一回空にボコボコにやられてる。



しつこい男や。



「俺もいつも空と一緒ちゃうねん。大体お前こないだボコボコにやられたとこやろ!?しつこいねん。笑」



俺が嫌味っぽく言うと、相手の奴らからどんどん罵声が飛ぶ。


「黙れコラー!!」

「ブッ殺すぞ!」


「五人おるからって勝てると思っとんのか?一人少ないぐらい余裕やぞコラ!?」



柊が既に殴りかかる勢いで言うた。



「やったるわボケー!!!」



相手が一気に殴りかかって来た。