「人間は生まれる前から神によって生存中の意義や期間を決められているのです。
即ち寿命も決まっています。

病気になったから寿命が縮まる、健康的な生活を送っているから寿命が延びる訳では無いのです。

人間は既に寿命が決められているのですから
病気もするし
寿命がまだ先で元気だから健康的運動にも取り組めるのです。

人間が考えている`寿命'の理屈とは本当は逆なのです。


ですが、神は生存中の事は決められても
死んだ後の魂の事までは決められないのです。

そこで貴女、死神が決めるのです。


ですから!
寿命が延びるというのは
元々神がお決めになった現世での時間を動かせると言う事なのです!
これは一般現世人ではなかなか出来ませんよ!」

紅卯月が力説した。

「…………うーーんと…、すまん…よくわかんね…」
力説にも関わらず難しい理論を説明され整理に苦労する青羽。