「っ…!おい、紅卯月。」
青羽が、高笑いする早坂に目を向けたまま紅卯月に声を掛けた。

「こいつは地獄逝きだ!!」

力強く苛立ちを隠せない様子で青羽は言った。


「では…その剣、`漆黒の面'を上にして、そいつの額に突き刺しなさい。大丈夫、それで死ぬ事はありませんから。」


そして青羽は言われた通り剣の黒い方、`漆黒の面'を上にして早坂に向けた。


「なんだお前刺すのk……!!なんだ、か…体が…動かな…」

急に早坂の体が硬直した。

「馬鹿な奴…悪足掻きはお止めなさい」
紅卯月が冷めた声で言った。
どうやら体が硬直したのは紅卯月の力らしい。


「早坂黄太郎…貴様は…地獄に墜ちろ!」

そう言い、早坂を睨み付け
額に剣を…刺した。