なぁ、ばあちゃん。


今年は俺が、墓をピカピカに掃除してやるよ。


ばあちゃんの好きだった、商店街の粒々アンコ入りの大判焼きも用意してやる。


酒が飲めるようになった俺と、ばあちゃんが好きだった日本酒で乾杯しよう。


今年の盆には、必ずここへ来るから。


そうしたら、「優ちゃん、外人さんみたいね」って。


積もる話をしながら、また笑い合って話をしようじゃないか。




━完━