「佐久間ぁ。どっかで休憩しようよぉ。」


知らない人たちがこちらへ近づいてくる。


「嫌だよ。めんどくせぇ。」


「莉星落ち着けってぇ。」


あぁもうあいつらはどうでもいいから静かにしてくれ。


「あッ人が倒れてるぅ!彩香なんとかしなよぉ!」


倒れてねえっつーの。


「倒れてないじゃん。よく見なよ。莉星。」


「あぁ!ホントだぁ!!」


ぶりっ子してんじゃねぇよ。


「大丈夫ですか??」


「大丈夫よ。」


アタシはさっと立ち上がり土を掃って別の日陰に行った。