「はい、新しく担任になりました…」


黒板に一生懸命字を書く先生。


先生は嫌いじゃなかった。


むしろ都合が良かった。


何度か地区の仕事で顔を合わせてたから。



「先生は、決めるのも何をするのも…」



一時間ずーっと話を聞かされた。


その日は先生が語って終わった感じだった。


家に帰るといつも通りパソコンにかぶりつくお母さん。