でも、喧嘩ばっかしててウザイと思ってたけど。


何か相手が気を使ってるのが分かった。


その時に許してあげようって思ってしまった。


「…ねぇ?」


顔をあげた、ユウキ。


「ペン、買いなおしたんだからね?」


「あー、うんごめん」


俯いて顔を合わしてくれなかった。


「もう、許してあげるよ!!」


ぶっきら棒に言い放ってユウキを見た。


困った顔をして頷いてくれた。


その時一瞬ドキッ…てしちゃったんだ。