目を覚ますとアスファルトの上に誰かの荷物を枕に横にされていた。
「おっ気づいたのか」
先輩が俺に笑って言う。
「お前度胸あるなあ。あんな奴らに立ち向かうなんて」
先輩の顔には傷1つなくてあの男達もいなくなっていた。
「先輩ありがとう、ございました…」
声をしぼりだして体を起こそうとすると体に激痛が走った。
「タクシー呼ぶから!それでお前帰れな」
「先輩は?」
「家こっから近いからさ」
誰もが憧れる先輩、学校じゅう誰もか知っている先輩
「じゃーな」
呼ばれたタクシーの中に入れられ先輩は俺から手を離した