怖くなってまた走りだした。


目をつぶって―…。


それが悪かったのかもしれない。


俺の肩に衝撃が走った。


驚いて目を開けると誰かの肩にぶつかってしまったらしい。


気にせず走ろうとすると腕を捕まれた



「おい。何あたっといて無視してんのや」



低い大人の声が俺に響いた………。


振り向くとガラの悪い金髪の男が5、6人いた。


やばい………俺の本能が騒ぎだす。


声をだそうにも怖くてでない、足がすくむ


声をだしてもこんな薄暗い道…。


誰も助けになんてきてくれない……。