「キャーっ」
「触んないでよっ」
後ろから聞こえる女の子達の声に振り返らずにひたすら走った。
何度か人にぶつかったけどそれも気にせずずっと走っていた。
俺がほしいのは
女の子でも夜遊びできる自分でもない。
俺が本当にほしいのは
――――――――友達。
目をつぶって走り続けていたら薄暗い道にきていた。
あんな明るいキラキラした街の裏にこんな薄暗いとこがあるなんて―…。
中学2年の俺は怖くてしかたがなかった
どうやったら街に戻れる?
どうやったら家に帰れる?
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