「やっば!ばれてたよ!」

「走れーっ!!!!!!」


女の子達が走りだしたのにつられて俺も走りだした。


だけどやっぱし男と女…。


俺の方がもちろん足ははやくて…。


女の子のうち何人かはすぐ捕まってしまっていたらしい。


けど俺はなんだか補導が怖い訳でもないしただ中学生の俺にはこの夜の街1人でいるのが怖くて走り続けた。


所詮女の子なんて途中で別れるんだ。


男は一生何人でもつきあってけるけど


将来選ぶ一生付き合う女は1人だけで


俺にはその一生つきあっていける男友達が1人もいないんだ――――。