「和人っっっっ!!!!!」
一条 律の悲鳴にも似た声が聞こえた。
俺の左頬に衝撃と激痛がはしる。
図書館の冷たい地面に打ち付けられる瞬間みたのは和人さんの怒りをこえた顔。
―――和人さんに殴られた。
ずっとずっと和人さんに憧れてきたのにその和人さんを傷つけた、とその瞬間理解した
喧嘩強くて
筋肉質で
ルックス良くて
優しくて
そんな和人さんに憧れてたのに――。
俺のばか
和人さんが俺をまたいで乗り何発か殴られていた。
和人さんに殴られるとこんな痛えのか。
痛みでじゃないけど涙が溢れた
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