また体育館は一瞬静かになってすぐに騒ぎはじめた。


俺は律の手をとって体育館の出口へと走った


後ろから先生達の怒鳴り声が聞こえたけどんなの気にしないし、


そんなのにこたえてる程余裕ないから。


律がいれば、いいから。


体育館をでて歩きで俺の家に向かった。


「ねぇ和人」

「ん?」


後ろには俺の愛しい人。


律の冷えた手が心地良い。


「和人―…良かったの?」


ばれて…ってことかなあ。


「みんなの前でキスとか…」


「や。俺は全然。…律は?」


ちょっと聞くのに勇気いる。だって調子のりすぎたかなって。