「キャー」という女子の悲鳴と「嘘だろ!まじかよっ!!」という野郎どもの雄叫びが響いた。


「あの2人付き合ってたの!?」

「向井君狙ってたのに!!」

「律ちゃーん!!嘘だろっっ!?」


中には泣き出す女子もいて……


律から体をはなすと律はまだ放心状態だった


やっぱ嫌だったのか…な…?



こんなときでも冷静に弱気になれちゃう俺って案外すごいのかも。


ごめんな、律。


俺が彼氏で律恥ずかしいだろうに。


ずっと放心状態だと思っていた律の目から一滴の涙が流れた。


「えっ!?律!?ごめっ




「和人ぉ」」