数日後。

私は、周りの流れで塾に入ることになった。


でも、
自慢じゃないけど私は相当馬鹿で、
勉強が嫌いなため、
皐とは別の個人基礎学習コースと言う名の、
スパルタコースに入れられた。


個人=先生一人生徒一人


担当の先生はランダムで決まるのだが、
何故か運悪く、
担当が涼丞先生になってしまった…



「~が~で、ここがXに……。オイッ!!ちゃんと聞いてんのか!?」


「き…聞いてます!!」


「じゃあ、ここの答えは?」


「………8?」
↑(適当)


「正解!!」


「え!?マジで!!」


「っんなわけねぇだろ!!ちゃんと計算しろ!!」





最近、分かったこと。

涼丞先生は、
彼女に振られて
私に八つ当たりを
しているのではなく、
只単に、ドSなだけ。


これから先、
私の青春は
どうなるのでしょう?



「ぼーっと、すんな!!」

「はい、すみません!!」