月曜日、今日は塾の日です。
「頑張って作ったんだし、ちゃんと渡さないと駄目だよ!!」
「…うん。でも、いらないって言われたら!?」
「そん時は…2人でやけ食いだね。」
「……。」
可愛くラッピングしたクッキーを手に、塾の駐車場の影から涼丞先生を待ち伏せ。
軽くストーカーです。←
「あっ!!…涼丞先生の車が来たよ!!」
「…や…やっぱり、無理だよ。」
「そんなコト言わないの!!あくまでも、偶然っぽく…ね?」
皐の肩を軽く押して、アスファルトの影から様子をうかがう…。
会話が聞こえないから、凄く気になる!!
どうやら、渡すのに成功したみたい。