食堂も相変わらず豪華な造りになっている。


だけど、生徒が食事をしているのにも関わらず異様に緊迫した空気。


口数の少ない生徒達。


6人制の6人組が座っているテーブルの一つ一つに立っている謎の黒い服を着た人達。




「皆様、お待ちしておりました。


私が6人制のあなた方の監視官を勤めます、鬼神(キシン)と申します。


どうぞ、宜しく。


食事中の私語は禁止。


マナーもしっかり守って頂きます。


もしも、私の判断で違反とみなした場合は減点ポイントに加算させて頂きます。


新入生の方に説明しますが、2週間ごとに減点ポイントを開票し、ポイントに応じて連帯責任性の罰が下ります。


では、食事を始めて下さい」


無愛想な女の言う事にリア・プリンス達は全く動じず食事を始めていく。


でも・・・ほのかは・・・・・


(どうすれば、良いのこの状況・・・。


食事のマナー何て一切分からないんだけど・・・)


ほのかは冷や汗をかきながら自分の前に出されたフランス料理を見て、どうやって食べれば良いのか分からず硬直している。


・・・結局、綺麗に食べた5人とは裏腹に何も食べれなかったほのか。


「減点ポイント0。


素晴らしい食事風景でした」


5人は満足気に寮に帰って行くが、ほのかは腹ペコ・・・。


(食事マナーの勉強もしなきゃ)


ますます、名門校だと言う事に思い知らされるほのか。