「じゃあ、次はパーティーに移ってもいい?」



「あ、はい…」


未だに呆然とするあたし


淡々と進められる事態に体がついていかない


誕生日に世界トップモデルとその奥さんがサプライズゲストなんて、誰も予想してないよ……




「美優さん、龍夜さんって前は執事だったんでしょ?」



龍夜とショウさんが準備している時、夢亜さんが小さな声で聞いてきた



「えっと…まぁ、そうです///」



なんか照れるなぁ…



執事の時の龍夜を思い出しちゃう…



「やっぱ、燕尾服とか着てたの!?」


夢亜さんは目を輝かせている



「はい//高校生の時に龍夜が執事として、あたしのお世話をしてくれたんです…」



自分の昔話を人に言うって恥ずかしいなぁ…


まるで、あの時にタイムスリップしたみたい。



最初は龍夜のこと邪険にしてたんだよね…