「私は前からあなたの様な人が大っ嫌いなんです! しかも、他の女に知れたら面倒いしって自分がそんなんだからいけないんでしょ!
しかも、何で自分の気持ち押しのけていっつも笑ってるんですか? ずっと笑ってると人形みたいですよ?
私、自分の気持ち押し殺したりする人大っ嫌いなんでもう話しかけないでください! 後私の名前も気安く呼ばないで!」

俺は吃驚した。 いきなり、怒るやつなんか始めてだったし……

何より俺が無理して笑ってるって始めて気づかれたから……。


俺は小学校の時から親の顔色を伺うようになっていた。
そのせいか今では自分の気持ちさえも押し殺してたんだ。

「それじゃー私帰りますから」

『ガラガラ』

そう言って柑奈は図書室を出てった。


あいつやっぱおもしれ~★

この短時間で俺はあいつに興味を持った。 親でさえ俺の嘘笑いに気づかなかったあいつに……