「その右目。茶色の瞳」


「!!」


私は思わず右目を両手で隠す。


こ、コイツ何でこんな事知ってんの。


「絶対黒ずきんじゃーん」


その男子はケラケラ笑う。


「……ふ、ふふふ………」


「アタシ」は、いっその事開き直った。


「そうよ。アタシがあの【黒ずきん】
なのよ!!」


「お、開き直った」


「五月蝿い。ていうか何でアンタが
知ってんの?」


「うわ、この怒り具合は絶対に
黒ずきんだな」


「はい黙れー。質問に答えろ」


「だって、俺元あんたの舎弟
だもん」


………えっ?


何だって?