「ちょっとちょっとちょっと」


私はおかまい無く引き釣る。


「あ─、ほらやっぱり。」


というと、私の動きが止まった。


「え?」


「あんた、あの黒ずきんだろ?」


「!!!!」


「当ったりー」



「ち、違う!私は黒ずきんなんかじゃ」


「だってホラ」


その男子は私に指をさした。