んー


そろそろなんか秘策を考えなければ…。




そんなことをふと考えていると







グイっ!


「―――!? わぁっ!!」

いきなり腕を引っ張られた。







慌てて顔を振り返ると




「バカとは失礼だな」


そう、

笑みを浮かべ肘を立てながら、もう片方の手でわたしの腕を引く――ヤツがいた。






「俺はバカじゃない」