* * *
「あの時の鈴、カワイかったよなー」
「‥‥」
やっと下に降りて、朝食。という時に奴が持ち出したのはつい一週間の話
「抱きしめただけで真っ赤になって、まさに女の子☆ってカンジで。」
「‥‥‥‥るさい」
うるさいと言いたかったのにあまりにも小さくて消えてしまった。
カワイイとか平気で言うよな‥こいつ。
逆にこっちが恥ずかしくなる
すると、何を思ったのか‥‥
「ああ、今もカワイイから安心しろよ」
「マジで黙れ。」
どんだけわたしをいぢめれば気が済むんだ。
どうせ、今も顔赤いんだ。
‥‥‥‥って
ニヤニヤ笑うな、ボケがっ‥!
視線を移せば、また笑われた。