じりじりと過ごした1日も、6時間目のチャイムと同時に終わりを告げた。

帰りのSHRに出る時間すら惜しく、俺は尚人に早退すると告げてすぐさま屋上へと向かう。

背後から「こんな時間に早退かよ!」という尚人のからかう声が聞こえた。