「…ふーん。でも実際見殺しにしたじゃねえか。」

「……。」

小雨はもうそれ以上何も答えようとはせず、俺の隣をすり抜けて屋上を後にした。

小雨が行ってしまった後、俺は高梨が飛び降りたという場所に立った。