1分は早いもので、瞬く間に過去った。
黙祷のあとは何もなかったかのように、ただ淡々と校長のくだらない話を聞かされた。

俺にこんなことをしている暇は無いのに…。早くNICOを、殺さないと…。

やっと集会も終わり、俺はクラスの列に並んで教室へと戻っていく。

すると、尚人がぽんと肩を叩いて隣を歩き出した。