「私で、いいの…?」
泣きながら、聞く。
五十嵐は困ったように笑うと、
「あたりめーだろ。
嫌いなヤツに、言わねーよ」
と、親指で涙を拭った。
「つーか、泣くな。
これくらいのことで」
「だって……嬉しいんだもん……」
嬉しいから、涙が出たんだもん。
幸せだから、泣いているんだもん。
「お前が何と言おうと、俺は絶対離さねーからな」
その言葉に、私はうなずいた。
五十嵐は私を抱きしめると、
「何があっても、離さねーからな。
ずっと、俺のそばにいろよ」
と、言った。
私は、五十嵐の背中に手を回した。
大嫌いだった人が、今はこんなにも大好き。
私も、何があっても離れないよ?
ずっと、そばにいるから。
満月の下、私たちは見つめ合い、唇を重ねた。
そのキスは、いつもより優しかった。
☆★END☆★
泣きながら、聞く。
五十嵐は困ったように笑うと、
「あたりめーだろ。
嫌いなヤツに、言わねーよ」
と、親指で涙を拭った。
「つーか、泣くな。
これくらいのことで」
「だって……嬉しいんだもん……」
嬉しいから、涙が出たんだもん。
幸せだから、泣いているんだもん。
「お前が何と言おうと、俺は絶対離さねーからな」
その言葉に、私はうなずいた。
五十嵐は私を抱きしめると、
「何があっても、離さねーからな。
ずっと、俺のそばにいろよ」
と、言った。
私は、五十嵐の背中に手を回した。
大嫌いだった人が、今はこんなにも大好き。
私も、何があっても離れないよ?
ずっと、そばにいるから。
満月の下、私たちは見つめ合い、唇を重ねた。
そのキスは、いつもより優しかった。
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