そのままベッドに放り投げられる。

「きゃっ…」

ギシッと、ベッドが深く沈んだかと思うと、五十嵐がやってきた。

私の上におおいかぶさってきた。

「逃げれると思うなよ?」

指で私の頬を撫でながら、五十嵐が言った。

「秘書としての務めなんだからな?」

五十嵐の顔が近づいてくる。

バッと、私は顔をそらした。

何が秘書としての務めよ!

務めと言う理由だけで、抱かれたくない!

「………ッ!」

首筋に濡れたかのような感触を感じたと思ったら、五十嵐の舌が触れていた。

「いやっ…!」

胸を触ったかと思うと、胸を揉まれる。

離して!

抵抗するように躰をよじるものの、
「誘ってんの?」

余裕しゃくしゃくの笑みで言われる。

誘ってなんかない!

その意味も込めて、私は五十嵐を見上げた。