足を踏み入れた瞬間
ザァーっと風が吹いた。


そして目の前には...
半年間1日たりとも忘れる
ことの無かった。
最愛の彼氏-零-の姿が。
後ろ姿だけど見間違えるはず
なんてない。

私は思わず叫んだ。

「零っっっ!!!!」

振り向いた零は驚いた顔をして
「る...い?」