「それで?貴方の名前はなんて言うのかしら?」

「あ、はい。自分は真琴と言います」

「可愛いらしい名前ね。私は鈴蘭、鈴蘭でも鈴でもいいわよ」

「じゃあ呼びやすいんで鈴さんで」

「益々気に入ったわ!私、真琴のお得意さんになっていいかしら?」

「もちろん、大歓迎ですよ。その方が自分も助かります」

「いやぁ〜〜ん!嬉しい!じゃあはい、これ、十万円よ。貴方にあげるわ」

「ありがとうございます。ありがたく頂きますね」


何やらさっきまでのテンションと全く違う…のは気のせいか。


「私ドンペリ飲むわよ〜〜!」



<ガタタッ!>

皆が立ち上がると、シャンパン☆コールが始まった。


「はいっ!鈴蘭さん!ドンペリ一気にいっちゃって!!はいっ!鈴蘭さん!ドンペリ一気にいっちゃって!」

繰り返される同じ言葉。


「はいっ!飲んで飲んで飲んで!!!飲んで飲んで飲んで!!はいっ!飲んで飲んで飲んで!!飲んで飲んで飲んで!!いっちゃってー!!」

凄いな〜…。