「綾乃ちゃん、おつかれ!今日はこれでおしまいだよ。」
『お疲れ様です!』
マネージャーの湯井さんに声をかけられ、私は帰る支度を始めた。
あ、祐介にメールしとこっと。もう帰れるしね☆
「じゃあまた次の仕事の時は連絡入れるからね。」
『はい、お疲れ様です。』
そう言って私はタクシーに乗って家に向かった。
家に着いた私だけど、まだ祐介から返事がきてなくて、祐介の家に行くことにした。
-ピーンポーン-
「はいは〜い、あら綾乃ちゃんじゃない?」
『あ、おばさん。こんばんわ!祐介いる?』
祐介の家とは親同士も仲良くてこうしておばさんとも気軽に喋れる仲なんだ。
「祐介まだ帰ってないわよ〜もしかして約束してた?」
『ううん、私が勝手に来ただけなんだ。』
「そうなの〜。あそうだ、綾乃ちゃんが写ってる雑誌おばさん買っちゃった!」
『え、ほんと?ありがとね。』
「も〜可愛い綾乃ちゃんが載ってたから、つい手が伸びちゃったわ。」
『あはは、嬉しいよ。』
おばさんと喋ってたら知らない間に時間が過ぎてて、ご飯の支度しなきゃと急いで家に入って行った。
はぁ祐介、なにやってんだろ〜返事もきてないし…。