朝、いつもより早く目覚めた私は念入りにメイクもして準備は完璧!!


どきどきするなぁ〜共演者もすごい人達だったら緊張するよ〜!


私は昨日怒っていた事も忘れて、早く祐介にも報告したくて家を出た。



『祐介おはよ☆』


「え、おお……おはよ?」


怒っていると思っていたのか、きょとんとしている祐介に昨日の事を話した。

『ねぇ聞いてよ!私ねドラマ出演が決まったの。』


「…え、ええええ!う…嘘だろ?」


昨日の私と一緒の反応してる祐介がおもしろくて笑ってしまった。


「なに笑ってんの?あ、やっぱり嘘なんだ。」


『違うよ、反応が私と一緒だったからさ。今日ね学校終わったら詳しい事聞くんだ。』


「…へ〜まじなんだ?よかったじゃん。」


『うん!ありがとう☆あ、だから今日も先帰っててね。』


「…おう。」


『?じゃあまたね。』

私は祐介の気持ちなんかつゆ知らず、自分の教室に入っていった。


「あ、おはよ綾乃。」


『怜子〜おはよう!!』


私はすぐさま怜子を見つけて抱きついた。

「うわっ、どうしたの?いつもよりテンション高くない?もしかして矢野くんと良いことあったんだ!」


『え、祐介?違うよ。また詳しく決まったら怜子にも言うからね!』


「はいはい、楽しみにしとくよ。」


怜子は私の親友で、私が芸能人だからとか関係なく接してくれる。


サバサバしてて見た目はギャル真っ盛りだけど、ほんとに良い子なんだ。