どういう理由があったのかはわからない。
けど、俺の中ではいつも実桜と佑さんは並んで笑ってるイメージで。
なんでだよ・・・。
場の雰囲気が変な感じになってしまって、
佑さんは彼女と早々に席を立って帰った。
陽太郎と加奈子さんもしばらくしてから帰っていった。
「ごめんな。なんか・・・俺のせいで」
「ううん。みんな元々忙しいから最後まではいれない、って話だったの。だから気にするなって!」
チエがドリンクをお代わりしてわざと明るく俺の肩を叩いた。
俺は何を飲む気にもなれなくて、ただ、水だけを口に含んだ。