「・・・・・・なに、これ・・・わけわかんない・・・」




うそ。



本当はわかってる。



元の気持ちが、痛いほどわかってる。





・・・元は気づいてたんだ。



私の気持ちを。



まだ忘れることの出来ない淡い思い出を。




けど・・・っ。




こんなの、ないよ・・・。



「ないよ!元っ!!」




元からの初めての手紙を、



私は両手に抱きしめて大声で泣き続けたんだ。




ごめんね。


ごめんね、元。



ごめん・・・っ。