「お前ら、こんなとこで喧嘩すんなよな」



ヒロが、少し呆れ顔でジュンの頭をつついた。



「チエ。ほら、みんな変な風に思うだろ?」



ジュンが顔を手でおおって・・・笑うのをこらえてる?



ジュン?



チエ?



チエを見ると、さっきまでの膨れ面はどこへやら、下を向いてもじもじしちゃってるし・・・。



「なんだよ、お前。気持ち悪いぞ」



ヒロに再び小突かれたジュンはそのにやけ顔のまま、チエの肩を抱いて嬉しそうにいったんだ。



「俺、父親になるんだ」



・・・・・・



「えぇ~~~!?」